竹嶋 修一郎
働き方が変わります!(PART 1)
先日10月23日、24日東京ビッグサイトで行われました、地方自治情報化推進フェア2018に参加して参りました。どちらかと言うと、議員より市の職員さんに見て頂きたかった内容ですが、とても勉強になり、面白かったので、レポートさせて頂きます。

まず今回のフェアですが、どのブースもAIとRPAを組み合させた最新技術が並んでおりました。この流れは、おそらく止まらないでしょう。自治体はいち早く導入していくべきであります。AIはArtificial Intelligenceの略で、いわゆる人工知能の事です。この技術を使った自治体での活用の代表的なものが、保育所幼稚園の入所選考です。私が見たのは富士通のシステムでしたが、さいたま市での実証実験では、30人ほどで約1か月かかるこの作業が、ほんの数秒で終了したそうです。実際その場で、振り分けの作業を見ましたが、データの入力は必要ですが、その後の作業は20秒ほどでした。人間がこの作業を行うと余計な主観や、忖度が含まれる可能性があります。コンピューターがするとそれが無くなり、全く公平な判断を下します。それほどのこの作業が複雑で、公平性を保つのが困難であるという事です。これがこのシステムを用いる事で、無駄な時間を削減することが出来るのです。
それとRPAはRobotic Process Automationの略。これはロボットが、人間がしていた作業を代わりにするというものです。これをAIと組み合わせると、働き方改革はおろか、下手したらほとんどの人間が、必要なくなります。簡単に言いますと、RPAは、今までたくさんのシステムは個々に作動し、連動する事が無かったのですが、これを横軸で繋ぐものなのです。たとえば特に市税業務は、特定の時期に定型的な単純作業が膨大に発生するため、RPAの導入により、業務の効率化、市民サービスの向上、職員の時間外勤務の削減、働き方改革などが期待できます。退社後、このシステムが様々なシムテムから必要な情報を抽出し、考えて振り分けし、最後の申告書を作成するところまで行います。これも愛知県一宮市で実証実験が行われております。

このように民間企業だけでなく、自治体でも新しい技術の導入で働き方が変わりつつあります。このままいきますと、職員の数もほとんど必要なくなり、重要案件の決定などを行うのみで、事務作業などはほとんどなくなるでしょう。我々議員は、このような技術を適材適所にいち早く導入するように働きかけ、徹底した無駄を無くして行く為、日々勉強していく必要があると考えております。